失敗しない!香水の選び方
1.香水の種類は豊富

一口に香水といっても、その種類は豊富。ブランドや香りはもちろん、その濃度によっても分かれます。一番濃度が高く長持ちするのが「パルファン(Parfum)」といい、ブランドの中でも最高級ラインとなります。次が「オーデパルファン(Eau de Parfum)」パルファンに近い濃度ですが、少し香りが弱くなります。次は「オーデトワレ(Eau de Toilette)」約5時間ほどでその香りは飛んでしまいますが、その分日常使いがしやすい香水です。最後に「オーデコロン(Eau de Cologne)」は濃度が低く、水の量が多くなっているため、比較的安価で大きめのボトルに入っています。薄く香るのでシュッとシャワー感覚でかけるのが一般的です。
2.人気ランキングを鵜呑みにするのは危険!

香水初心者でありがちなのが、テスターを試さずにブランドやボトルのデザイン、人気ランキング上位のものを購入してしまうことです。実際に付けてみると自分に合わない香りだったり、気分が悪くなる香りだったり...。高い買い物なだけに後悔も大きくなってしまいます。そういったランキングは目安に留めておいて、実際にいくつか試してみることが必須です。そして、一度に試すのは三種類までが限度とされています。それ以上は鼻が麻痺して正確な香りを嗅ぐことが出来なくなってしまうからです。
3.自分に合うものを選べるのは自分だけ
香水とは自分がリラックスして纏える香りでなければ意味がありません。他人にどう思われたいかは二の次。自分が好き、と感じるものを一番優先するのが最終的に後悔しない選び方です。とはいえ、たくさんある中でどれが好きなんて最初は分からないですよね。そんなときは、好きな香りの種類を店員さんに伝えてみましょう。香水の香りを種類別に分けると、フローラル、フルーティ、シトラス、グリーン、スパイシー、オリエンタル、シプレ、フゼア、オゾン、グルマン、となっています。フローラルはローズ、ジャスミン、ラベンダーなど優雅な花の香り。フルーティはピーチ、アップル、ストロベリーなどの甘い果実の香り。シトラスはその名の通りベルガモット、レモン、ライムなど柑橘系のフルーツの香り。グリーンはフレッシュな天然緑の香り。スパイシーはコリアンダー、シナモン、ペッパー、グローブなどのスパイスやハーブが効いた香り。オリエンタルはお香を思わせる香りや、アンバー、ムスクなどの動物性香料が使われていたりするのでセクシーでゴージャスな香り。シプレは樫の木につく特殊な苔をベースにした深く神秘的な香り。フゼアはラベンダー、オークモス、クマリンなどを主調とした、渋みと深みのある香り。オゾンは自然の空気や潮風などをイメージしたナチュラルな香り。グルマンとはグルメのこと、バニラやピーチ、ココナツなどお菓子をイメージした香り。この中で自分が探しているもの、気になるものがあれば「あまり甘すぎない香りが好きなので、シトラス系はありますか?」と聞いてみるなどニュアンスで探してみるのもいいですね。店員さんが親切ならばきっと丁寧にいくつか紹介してくれるはずです。
4.香りは温度で変化する

香水をテスターのシートだけで判断するのは危険です。なぜなら、香りは体温で微妙に変化していくからです。付けた瞬間からトップノート、ミドルノート、ラストノートと三段階で香りは移り変わります。付けているうちに不快に感じることもあれば心地よくなるものがあるのです。自分の体温や体臭でもそれは変わってきます。真剣に一本を選びたい時は手首や首筋に付けたあと、半日くらい様子をみてから決めましょう。
5.香水の使用期限はどのくらい?

化粧品と同じで、はっきりとした消費期限は表示されていませんが、目安は未開封で3年くらい、開封後はなるべく早く使い切ることです。直射日光を避け、冷暗所で保管するようにしましょう。色や量が明らかに変化している場合は品質が劣化している可能性があり、皮膚に影響を及ぼしかねません。あまり量を使わない方は小さめのボトルを購入するのがオススメです。また、肌に使えなくなったものはコットンやタオルに含ませてルームフレグランスとして使用する方法もあります。
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