冷え性が増えた?下がってきた日本人の平均体温
1.欧米人と日本人の違い
約50年前、日本人の平均体温は36.8度あったとされるのに、いまや高い人でも36.2~36.3度、ほとんどが35度台といいます。このような低体温では、代謝や免疫力が弱まり、病気になりやすくなってしまいます。漢方でも『冷えは万病のもと』と言われるくらい、体温と病気との関係性は深いのです。平均体温は実は人種によって異なります。欧米人は日本人より体温が高いという調査結果がありますが、それは何故でしょうか。それは、熱を発生させる筋肉量の違いだそうです。細胞の中にあるミトコンドリアが熱を発生させているのですが、筋肉量が多ければ、ミトコンドリアの数も多くなり、それにともなって体温が上昇すると考えられるそうです。つまり、欧米人は、筋肉量が多く、常に高い体温を維持しているため、冬でも半そでを着る人がいるのではないでしょうか。
2.日本人の体温が下がった理由
日本人が低体温化してきている理由は様々考えられます。運動不足、塩分、水分などの摂取が増えたこと、食べすぎや飲みすぎ、クーラー、お風呂に浸からずシャワーで済ます人が増えたことなどが要因として考えられます。女性にいたっては夏でも冷え性という人もよく耳にします。花粉症などのアレルギーも増えました。季節の変わり目には必ず風邪をひいてしまう人もいます。この50年で体温とともに代謝や免疫力も下がっているようです。
3.体温を上げるには
私たちは、食べ物に含まれる糖質からエネルギーや熱を作り、体温を保っています。食べ物に含まれる糖質は体内で消化され、ブドウ糖として吸収されます。ブドウ糖は、人間に備わる酵素の働きでATP(エネルギーや熱)に変化します。このような流れで体温は保たれているのです。ブドウ糖をATPに変化させるには、亜鉛・セレン・鉄・マグネシウムといったミネラルやビタミンB1・B2などのビタミンが必要です。ところが、現代人の偏った食事では十分に含まれていないことが多いのです。また、ダイエットなどで十分な食事を摂らないことがビタミン、ミネラル不足を引き起こします。基礎体温を上げるには、普段の食事の中で豊富なビタミン、ミネラルを摂取することが大切です。牡蠣などの栄養価が高い食物や、野菜からも摂取できます。また、冷たい飲み物よりも温かい飲み物を選ぶことも大切です。糖分の摂りすぎは体温を下げるので控えましょう。ダイエットのときは油は控えても、良質なたんぱく質をしっかり摂りましょう。たんぱく質は熱に変わります。そして適度な運動を取り入れること!冷え性や病気になりやすい人は、まず体温を計って見てください。低体温だったときは、普段の生活習慣を見直して、体温を上げる生活を試みてはいかかでしょうか。健康な体を維持できるようにしたいですね!
Tweet関連記事
- 2ヵ月後にはっきり差が出る「徹底美白」3つの鉄則
- お肌の糖化は治せない!予防で始める抗糖化
- 不眠と不眠症は似て異なる!?よい睡眠を得るための対策とは
- 毎朝むくみに悩まない!簡単小顔対策
- 今更ですが…BBクリームって何ですか?
- 脚は組んだほうがいい?!骨盤ダイエットの嘘ホント
- 食べすぎをリセット!太らないコツは体脂肪にしない
- 脱、おじさん化!!豆乳でモチモチ美肌を手に入れよう
- 文句を言うたびコジワが増える!?美容に良くない口癖とは
- 美肌効果抜群!?アマニ油って一体何?
- バラは大脳を刺激する!?美容と健康にいい赤いバラの秘密
- 遺伝子コスメで最先端肌ケア!
- お肌に優しいムダ毛対策!話題の豆乳ローションとは?
- 最新アンチエイジングアイテム!?サボテン種子オイルって何?
- タバコは美容の大敵!スモーカーズ・フェイスとは?
- 毛穴が見た目年齢を決める!?目指せ!つるつる毛穴レス肌♪
- カロリーゼロにも太る危険性がある?人工甘味料の真実
- 冷え性が増えた?下がってきた日本人の平均体温
- 30代から気をつけたい!『光老化』が引き起こす肌ダメージ
- 動物と植物の性質を併せ持つ!ユーグレナのここがスゴイ!!
- よもぎの知られざる力!内からも外からもキレイになれる薬草だった!
- 安全!天然!黒酵母の偉大な秘密