失明の危険性も!サークルレンズにご用心
1.お人形のような黒目になれるコンタクトレンズ
若い女の子の中で流行しているカラーコンタクトレンズ、通称カラコン。ブルーやグリーンの色付きのものから黒い縁取りのレンズまで種類は様々。普段使いでは、ぱっちり黒目がちの瞳にしてくれる縁取りレンズが特に人気です。これらのファッション用カラコンは、2007年まで医療機器として指定されていなかったため、医師の処方が無くても気軽に購入できました。ところが、それをいいことに粗悪な商品が流出。特にインターネットでは安かろう悪かろうといったカラコンが若い世代をターゲットに販売されていました。そういった中、失明や目の疾患を訴える患者が続出。2009年には医療機器として指定され、粗悪なレンズを一掃することができました。とはいっても、コンタクトレンズ、カラーコンタクトレンズはファッションのアイテムとして必須とも言えるもの。間違ったケアでは目の病気を起こしかねません。現在使っている方、これから使い始める方は正しい知識を持ってカラコンを購入しましょう。
2.失明の危険も。危ないレンズを売る会社に注意!!
カラコンの人気を受け、多くの企業がその市場に乗り出してきました。そうすることで価格競争が起こり、次第に中国製の粗悪な商品出回ります。安く、大量に製造することだけが目的で衛生管理がしっかりなされていないものは、着色料が装着時に溶け出したり、左右非対称だったりしました。インターネットではそのような製品でも誤魔化して売ることが出来たので、実際に被害を受けた人達も多くいました。2009年の規制後はそのような事件も少なくなりましたが、現在でも利益主義の企業には要注意です!品質保証のしっかりとした大手で購入することが安全です。
3.正しいカラコンの使い方
普通のコンタクトと同様、装着前には手を洗いましょう。手や爪の雑菌が目に入ると結膜炎やその他の目の病気になりやすくなります。そして、コンタクトレンズは裏表を確認して装着しましょう。裏表はレンズの反り具合で分かります。空気が入らないように装着し、何度か瞬きをしてフィットさせます。目に違和感がある場合は付け直しましょう。中に小さなホコリが入っている場合があります。コンタクトケースは洗浄液を入れたままなるべく持ち歩きましょう。いつでも取れるように用意しておくほうが安心です。また、コンタクト専用の目薬も常備しておくとよりいいでしょう。目の乾きがコンタクトレンズには良くありません。また、なるべく連続で7時間以上装着しないようにしましょう。目の酸素、水分不足になり、充血したり、網膜に張り付いてしまう場合もあります。1日の終わり、面倒でもコンタクトレンズはきれいに洗浄してから容器にしまいましょう。間違ってもそのまま眠ってしまわないように!
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