香水嫌いも一目置いちゃう、練り香水って何?
1.練り香水のいいところ
香水には液体のものと固形のものがあります。固形の香水を一般的に練り香水(ソリッドパフューム)と呼びます。ミツロウやワセリンなどに香りを溶かし混み、ワックス状に固めた香水のことです。液体のスプレータイプのものよりも香りがきつくないのに加え、保湿力もあり、日常生活に使いやすいことで人気です。また、固形なのでゆっくりと柔らかに香りが持続するのも魅力。練り香水で人気度も高く有名なのがロクシタン。そのほかにもラッシュなど海外ブランドにはじまり、京都の香彩堂の舞妓さん用として発売されたものなど、種類は様々。どれも持ち運びしやすく、付け直しが簡単なことが女性に嬉しいアイテムです。
2.使い方、着け方
液体、固体関わらず、香水は体温が高いところに着けると効果的です。首筋や胸元、太ももの内側や足首などに着けるとよいでしょう。特に、香りは下から上へと上がってくるものなので、足元に着けると全体的にふわりと香りがするようになります。また、汗をかきやすいところには着けないほうがいいでしょう。汗の香りと混じってしまい、不快な香りになり兼ねません。仕事上香水が着けられない方も練り香水なら周囲に嫌悪感を持たれない柔らかな香りでいられます。また、固形なので本や手紙、ハンカチなどのモノに少し塗るだけで良い香りが楽しめます。また、枕元、シーツに少し塗るとお休みタイムもリラックスして眠れます。
3.手作りできる練香水
手作り化粧水など、最近は手作りで作る化粧品が人気です。練り香水も自分で簡単に作ることができます。必要な材料は、ミツロウ、ホホバオイル、精油(自分の好きなもの)です。ミツロウとは保湿効果のある固形ロウです。昔から外傷にも使用されてきたお肌に優しい成分で、手作りのクリームなどに使われます。ホホバオイルとは無臭、無色でさらっとしていますが浸透性の高いオイル。ホホバという植物から採られます。この2つの配合は、大体でよいのですが、柔らかめに作りたいときはオイルの比率を多めに。固めに作りたいときはミツロウの比率を多めにしましょう。好みの精油はブレンドも可能。トップノートとミドルノートとベースノートの配合を考えるとより本格的なものになります。トップノートにはレモン、グレープフルーツ、ローズマリー、ペパーミントなど。ミドルノートにはラベンダー、ゼラニウム、ローマンカモミールなど。ベースノートにはイランイラン、サンダルウッド、パチュリ、ミルラなどが使われています。精油には殺菌効果があるものが多く、ミツロウには細菌が発生することはないので防腐剤はあまり必要ないとされますが、なるべく早く使い切るようにしましょう。作り方の手順としては、ミツロウとホホバオイルをビーカーやガラス製の器に入れ、湯せんで溶かします。完全に溶けて混ざったらお湯から取り出し、精油を数滴加えます。これだけで出来上がり!温度が下がるとすぐに固まってしまうので注意。精油の量を調整したい人はもう一度湯せんしましょう。お好きな入れ物に入れて楽しんでみてはいかがでしょうか。
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