あなたのお腹のお花畑は大丈夫?キレイの秘訣は腸内美人
1.キレイな腸が健康な身体をつくるメカニズム

私たちの身体の骨、血液、皮膚などの全ては摂取する食べ物から成り立っています。食べた物は約1日から2日にかけて消化、吸収そして排泄されます。その過程で腸は重要な役割を持っています。小腸の長さは約5~7メートルあり、栄養素の大部分が分解・吸収されます。吸収された栄養素は毛細血管などを通じて全身に運ばれます。小腸で吸収しきれなかったものは約1.5メートル続く大腸に送られ、水分とともに吸収されて残りは便として排出されるのです。腸の働きが良くないと、体内に老廃物が蓄積され、多量のガスが発生する、便秘、口臭、肌荒れなどの異変が起こってしまいます。また、腸は免疫システムの重要な部分で、全身の約30%の免疫細胞が腸に集まり、食べ物と一緒に侵入してきた外敵と戦っています。腸の機能が低下すると、免疫力も落ちてしまい、病気にもかかりやすくなってしまいます。
2.腸内のお花畑に注目
大腸には400~500種類、100兆個、重さにして約1kgにもなる腸内細菌が存在しています。これらの腸内細菌は、ビフィズス菌や乳酸菌などの「善玉菌」、ウェルシュ菌などの「悪玉菌」、そのときの状況で悪玉にもなる「日和見菌」の3種類があります。これらの腸内細菌の分布は人によって異なりますが、それぞれの菌は同じ種類同士が集まり、互いに勢力を拡大したり縮小したりしながら活発に働いているのです。その様子は花畑に似ていることから、腸内の菌の分布を 「腸内フローラ(腸内菌叢)」ということもあります。善玉菌が優勢なお花畑にしておくことが、腸内美人の鉄則なのです。
3.善玉菌を効率的に増やすための食べ物とは?

善玉菌を増やすためには、乳酸菌、オリゴ糖、食物繊維を多く含む食べ物を摂取することが重要です。これらの食品はもともと腸内に住む善玉菌の増殖を助けてくれる働きがあるのです。乳酸菌を多く含む食べ物として、『ヨーグルト』『チーズ』『納豆』『味噌』『漬物』が挙げられます。ただし、乳酸菌は胃酸などで死滅することが多いので、最近ヨーグルトなどで話題の「生きて腸まで届く」ものでなければなりません。オリゴ糖はビフィズス菌などの善玉菌の餌となるため、腸内で善玉菌増殖の手助けをしてくれます。オリゴ糖の種類は『キシロオリゴ糖』『フラクトオリゴ糖』『ガラクトオリゴ糖』『イソマルトオリゴ糖』『ラフィノース』など様々なものがあります。そして、食物繊維も重要な要素です。食事で摂取した食物繊維が腸内細菌によって分解されると有機酸が作り出され、腸内環境を酸性の状態にし、悪玉菌の増殖を抑制、善玉菌優勢のお花畑にしてくれるのです。
4.悪玉菌を増やさないことが大切!

腸内に住み着く菌の量には限りがあります。その中で善玉菌が優勢な状態に保つためには、善玉菌を増やすための食べ物を摂取することだけではなく、悪玉菌を増殖させないことも大切です。野菜を摂らず、肉や炭水化物だけの食事であったり、ストレスで胃酸過多になることは悪玉菌を増やす原因になります。また、抗生物質の服用が長期に至ると腸内の細菌のバランスが崩れるので注意しましょう。
Tweet関連記事
- お肌の糖化は治せない!予防で始める抗糖化
- 毎朝むくみに悩まない!簡単小顔対策
- 脚は組んだほうがいい?!骨盤ダイエットの嘘ホント
- スタイルが悪くなる?!ハイヒールの危険性
- 見えない口臭が一番コワイ!!言われる前の口臭予防対策!
- 食べすぎをリセット!太らないコツは体脂肪にしない
- 脱、おじさん化!!豆乳でモチモチ美肌を手に入れよう
- 文句を言うたびコジワが増える!?美容に良くない口癖とは
- 美肌効果抜群!?アマニ油って一体何?
- バラは大脳を刺激する!?美容と健康にいい赤いバラの秘密
- あなたのお腹のお花畑は大丈夫?キレイの秘訣は腸内美人
- お肌リセット!肌断食で正しい肌サイクルを見極めよう
- 遺伝子コスメで最先端肌ケア!
- 動物と植物の性質を併せ持つ!ユーグレナのここがスゴイ!!
- よもぎの知られざる力!内からも外からもキレイになれる薬草だった!
- 安全!天然!黒酵母の偉大な秘密