制汗剤の使いすぎは脇の黒ずみ原因になる?
1.制汗剤とデオドラントの違い
脇の下に付けてニオイや汗をコントロールするスプレー(スティック状なども含め)を制汗剤、またはデオドラントと呼びます。この2つはもともとは同じ意味ではありません。制汗剤は汗を吸収する吸収剤や、汗を抑える収れん剤などが配合されていて、皮膚に直接つけると、毛細血管の先端を収縮させ、発汗を抑える仕組みになっています。吸収剤には脇をさらさらにする効果がある酸化チタンが含まれています。収れん剤にはミョウバンやアルミニウムが含まれています。そして、デオドラントとは脇の下のニオイを抑える効果があるものです。ニオイを抑えるための成分は様々ですが、ニオイは汗に混じった雑菌や皮脂が原因のため、殺菌効果の高い銀イオンや緑茶成分を使用するものが多いです。制汗剤とデオドラントは似て異なるものですが、最近はどちらも同じ意味で使われていることが多いようです。
2.どのタイプがより効果があるか
一番種類が多く、気軽に使えるのがスプレータイプのものです。パウダー状の粒子が肌に付着し、ニオイや汗を抑える効果があります。ただ、直に塗るものとは違って効力が弱く、長続きはしないのが短所です。ただし、比較的ニオイが弱く、汗の量も少ない人には丁度いい手軽さがあります。最近話題のスティックタイプのものは「直ヌリ」なので有効成分が肌に密着して消臭効果などが長時間持続します。個人によって好みや有効成分は異なってくるので、自分に合ったタイプを選びましょう。また、ニオイを消すために強いニオイのものを付けることは逆効果!余計に臭くなってしまうことも。なるべく無香料を選ぶことをオススメします。
3.毎日のスプレーの危険性
デオドラントには臭いを押さえる成分と香りの成分だけが含まれているのですが、制汗剤にはアルミニウムと鉛が配合されています。ある研究では、制汗剤を毎日何十回も使用する女性から多量のアルミニウムが体内に検出されたという結果もあります。アルミニウムが身体に悪いとはっきり分かったわけではありませんが、化学物質が体内にあることはあまりいいとは思えないですよね。また、脇の下と乳腺は繋がっていることから、多量の制汗剤使用によって乳がんの危険性もあるとも言われています。本来出すべき汗を無理に止めてしまうことは、時には健康に被害をもたらすこともあるので依存しすぎは要注意です。
4.脇の下の黒ずみ原因?
脇の下のようなデリケートな皮膚は、刺激を受けることで色素沈着することがあります。デオドラントや制汗剤を日々使用する方の中にはそれが原因で脇が黒ずむことも。ニオイが気になってしまうのは仕方がないこと。必要最小限の使用に控えましょう。また、頻繁に水で洗ったり、シートで拭いてあげるだけでもニオイは軽減します。
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