敏感肌は思い込み、クレンジングと洗顔の落とし穴
1.オイルクレンジングは危険!?使い分けで上手に洗顔
実は、スキンケアの基本であるクレンジングは、肌を傷める危険度が一番高いんです!それは油性のメイクを落とすため、高い洗浄力を持っていて、肌表面の角質層にダメージを与える行為だからです。特に、化学系のオイルタイプはバッチリメイクもキチンと簡単に落とせることで人気がありますが、強力な界面活性剤が含まれているので肌に負担がかかります。また、オイル自体が肌に残りやすく、ダブル洗顔が必要となります。洗顔時間が長くなるほど肌が持っている潤いを失わせてしまい、肌が乾燥してしまう危険性が一番高いクレンジングと言えるでしょう。拭き取りタイプも肌への負担が大きいので要注意!最近はそんなお肌の乾燥に考慮してミルクタイプも出ています。ミルクタイプの良いところは洗浄成分が肌に優しいということやダブル洗顔が不要なものが多いことです。ただ、バッチリメイクを落とすには向いていないという事実も。オススメなのはその日のメイクに応じて使い分けることです。ナチュラルメイクならばミルクタイプ、アイメークバッチリのしっかりメイクならばオイルタイプ。もしくは、ポイントメイク落としで目元だけ、その後顔全体をミルクタイプで、など。何本も買うのは面倒なんて思わないで!毎日使うものだから、ちょっとした使い分けで肌をいたわってあげましょう。
2.ぬるま湯はぬるいお湯じゃない!ほとんど水に近い温度です
ところで、そのお湯は何度くらいですか?肌質にもよりますが、基本は30 度くらいのほぼ水がベスト!オイリー肌の方はもう少し高めでもいいかもしれません。もし、シャワーのついでに洗顔している人がいたら要注意!!温度が高すぎです。肌の潤いが全部洗い流されてしまいます。この方が化粧水が浸透している気がするなんて、ほんとに気のせい。冬は寒いけど、美容のためならガマンガマン!
3.念入りにこすってない?ささっと1分クレンジング!
時間をかけてしっかりクレンジング…なんてもってのほか!とにかく素早く、ただし的確に。Tゾーンから頬やアゴなどにかけてのUゾーン、そして一番敏感な目元や口元へ、メイク落としを優しくなじませるように伸ばします。そしてたっぷりのぬるま湯でささっと流しましょう。長くても1分が目安です。たとえメイクが少し残ってしまったとしても洗い直したりする必要はありません。取れやすくなったポイントメイクは次の洗顔で落とせます。それに、少しのマスカラが残っていたとしても、肌に浸透はしませんよ。どうしても気になる場合はメイク落としを含ませた綿棒で優しく拭き取りましょう。
4.美白?保湿?洗顔料に期待しないで!
洗顔料に大切なことは肌の汚れをしっかり落とすこと。よく『美白』『保湿』をうたった洗顔料もありますが、洗い流してしまうので気休め程度。また、弱酸性が肌に優しいというのも単なるイメージ。肌にはアルカリ中和能という機能があるため、ほとんどの洗顔料が弱アルカリ性ですが、すぐに元に戻すことが出来ます。むしろ、弱酸性では汚れがしっかり落ちないとも言われています。洗顔料として一番オススメなのは固形石鹸です。洗浄力が強いだけではなく、肌へのダメージが少ないのがポイント!泡立てネットを使えば簡単に泡を作ることが出来ます。
5.シンプル丁寧!美肌洗顔法
こすり落とすのではなく、泡で絡め取るつもりで洗顔しましょう。重要なのはその泡のキメ細かさと洗う順番。弾力のある泡を作ったら、皮脂量が一番多いところから洗います。Tゾーン、Uゾーン、そして目元口元。泡を肌に馴染ませるように。耳元やアゴの下、髪の毛の生え際まで隅々と!その後、ぬるま湯で丁寧に流しましょう。ぬるぬるする部分が残らないように。流し残しは肌への負担がかかります。
6.キュキュッとするのはお皿で結構!肌の汚れ落ちとは関係無し
洗顔料によっては洗い上がりがキュキュッとするものもありますが、これは肌の汚れが完璧に落ちたこととは関係ありません。水道水に含まれる物質と洗顔料に含まれる成分が原因なのです。キュキュッとするのは気持ちがいいことですが、しないからといってゴシゴシ洗いすぎたりしないように!
7.洗顔料を1日何回使う?洗わないのも洗顔です
1日何回洗顔料を使って洗顔しますか?大抵、朝と夜の2回の人が多いのではないでしょうか。しかし、朝も夜も洗顔料を使っていると乾燥しがちな肌になってしまう人もいますよね?そこでオススメするのが最近話題の『洗わない洗顔』です。洗わない、といっても全く何もしないわけではなく、洗顔料を使わずに洗顔する方法です。ぬるま湯で軽く揉むようにして顔をゆすぎます。毛穴の汚れを取るように。肌に負担をかけないので乾燥肌や敏感肌の方に合っています。逆にオイリー肌の方には効果があまり無いので洗顔料を使ってくださいね。朝は『洗わない洗顔』夜は『洗う洗顔』、試してみるといいかもしれません。
8.間違いだらけのクレンジングと洗顔をもう一度見直そう!
ここまででクレンジングと洗顔の基礎の基礎を紹介しましたが、いかがでしたか?今まで何年も思い違いしてた!!なんて人もいたのでは?実際、私もきちんと調べることで間違いを発見してびっくりしました。健康な肌は角質層の機能で決まります。その角質層が薄く弱いものは敏感肌とされます。女性で敏感肌の方は少なくはないはず。けれど、実はその敏感肌も生まれつきのものと間違ったクレンジングで引き起こしたものの2種類があるのです。もし、あなたが敏感肌と思い込んでいるだけの場合ならば、すぐに改善できるはずです!毎日行うことだからこそ、もう一度基本、基礎に戻って正しい習慣を身に付けましょう。これこそ美肌道!!
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